眼瞼疾患(化膿性霰粒腫・麦粒腫・睫毛内反症・眼瞼下垂等)
化膿性霰粒腫・麦粒腫
霰粒腫は、シンが残るタイプの「めばちこ」です。大きなシンが残り困る時は、切除手術が必要です。腫れている時に穿刺して黄白色内容物を排出すると、小さくて目立たないようになることもあります。化膿を抑える薬(抗生物質)で治療します。
麦粒腫は、瞼の汗・脂を出す細胞が膿んでいるもので、化膿を抑える薬(抗生物質)で治療します。
手術治療については、
院長 熊谷映治が霰粒腫について分担執筆しました専門書があり、その術式を採用しておりますので、関心のある方は下記専門書を参照して下さい。
眼科マイクロサージェリー
第5版
エルゼビア・ジャパン
睫毛内反症(まつ毛が内を向いている)
小児の睫毛内反では、1歳未満の場合は睫毛も角膜も柔らかく治療する必要はありません。
1歳を過ぎても睫毛が角膜に触れる場合は、角膜にキズがつきます。
その場合は、手術により改善しなければならない場合もありますが、成長により、顔の形が変わってきて、自然に改善する場合もありますので、少なくとも3~4才までは、経過観察をすればよいと考えます。
1歳を過ぎても睫毛が角膜に触れる場合は、角膜にキズがつきます。
その場合は、手術により改善しなければならない場合もありますが、成長により、顔の形が変わってきて、自然に改善する場合もありますので、少なくとも3~4才までは、経過観察をすればよいと考えます。
大人の睫毛内反では、角膜にキズがつきますので、局所麻酔で手術により改善させる方がよいと考えます。
手術治療については、
院長 熊谷映治が睫毛内反症について分担執筆しました専門書があり、その術式を採用しておりますので、関心のある方は下記専門書を参照して下さい。
眼科マイクロサージェリー
第5版
エルゼビア・ジャパン
眼瞼下垂
小児の先天性眼瞼下垂では、瞳孔が全く眼瞼で隠れない限り、
視力発達に悪影響はありません。
しかし、視力検査ができる年齢になれば、
定期的な視力検査をした方が良いでしょう。
大人の眼瞼下垂では、見え方、美容上の必要があれば、
手術を検討すればよいと考えます。
手術治療については、
院長 熊谷映治が眼瞼下垂について分担執筆しました専門書があり、その術式を採用しておりますので、関心のある方は下記専門書を参照して下さい。
眼科マイクロサージェリー
第5版
エルゼビア・ジャパン